「社員が自主的に盛り上げる表彰イベント」の工夫 イベントディレクターが分析!
#ディレクターレポート
2025年9月30日
こんにちは!
デスクワークでPC作業をするとできる腕の跡に悩んでいる、
gewディレクターのMです。
昨日、とある企業様の表彰式イベントを実施したのですが、
その様子が素晴らしかったので、レポートを書かせていただきます!
企業の表彰イベントをお手伝いしていると、
「今年はもっと社員が盛り上がる会にしたいんです」
というご相談をよくいただきます。
トップダウンで進める表彰式も素敵ですが、
社員の皆さんが「自分たちのイベントだ!」と感じ、
自主的に盛り上げてくれる式典には、特別な熱量と一体感が生まれます。
このようなポジティブな連鎖が生まれるのはどうしてでしょうか!
(みなさんも同じ疑問をお持ちではないでしょうか!)
今回は、イベントディレクターとして多くの現場を見てきた中で発見した、
実例から学んだ「自主的に盛り上げる3ポイント」を紹介します!
発見したポイントは3つ!
1、実行委員制で社員さんが運営に参加!「社員プロデュース型」
2、推しの社員に「応援・推しコメント」を送ることができる「参加型」!
3、表彰式をしっかりデザインして「表彰されたい」場にする
ポイント1:実行委員制で社員さんが運営に参加!「社員プロデュース型」
成功している表彰イベントの多くが、
有志の社員による「実行委員会」を組織しています。
単に意見を聞くだけでなく、企画・準備・当日の運営まで社員の皆さんが
主体的に関わる「社員プロデュース型」のスタイルです。
この手法がなぜ有効なのか。
それは、人の「内発的動機づけ」を巧みに引き出しているからです。
やらされた仕事ではなく、
「自分たちでイベントを創り上げる」という体験は、
自己決定理論で重要とされる「自律性」の欲求を満たします。
やはり人は自分で決定し、行動することに喜びを感じる生き物ですよね!
心理学でもそのように言われています。

結果として、
社員一人ひとりに「このイベントは自分ごとである」という
『オーナーシップ(当事者意識)』が芽生えます。
この意識こそが、イベント成功への最も強力なエンジンとなり、
運営側の熱量が自然と参加者全体へ伝播していくわけです!
ポイント2:推しの社員に「応援・推しコメント」を送ることができる「参加型」!
最近増えているのが、表彰候補者に対して、
他の社員がリアルタイムで応援メッセージや「推し」コメントを送れる仕組みです!
スクリーンにコメントが流れる演出は、会場の一体感を劇的に高めます。

これは、人間の根源的な欲求である「社会的承認」を満たす
非常に効果的な仕掛けだと思っています。
上司からだけでなく、同僚や仲間からの賞賛は、
時にそれ以上の喜びとモチベーションをもたらすはずです。
誰もが自由に賞賛を表現できる場は、組織の心理的安全性を高める効果も
期待できちゃいますね!
また、応援された側は「期待に応えたい」と感じ、
送った側も「自分の応援が力になった」と感じる。
このポジティブな相互作用は、
心理学でいう「ピグマリオン効果」(期待をかけられると成果が上がる現象)や
「返報性の原理」(好意には好意で返したくなる心理)を促進し、
組織全体のエンゲージメント向上に繋がります!繋がっちゃいます!✊
ポイント3:表彰式をしっかりデザインして「表彰されたい」場にする
表彰式そのものの「質」を高めることも、
社員の自主性を引き出す上で欠かせません。
洗練された空間デザイン、感動的なオープニング映像、プロの司会者による進行、
受賞者を最高に輝かせる照明や音響――。
これら一つひとつが、表彰式の「権威性」と「希少性」を高めていきます。
せっかく頑張ったのにトロフィーの名前が違ったり、
いつもの会議室・・・となると、権威性や希少性がやはり低くなってしまいます。

人の記憶は『ピーク・エンドの法則』に基づき記憶されると言われています。
舞台で注目を浴びるピークと、式自体をきちんと締めくくることで
参加者の記憶に確実に刻まれるイベントなります!
また、受賞者の成果を単なる数字として発表するのではなく、
そこに至るまでの苦労や工夫を物語性(ナラティブ)のあるストーリーとして
紹介することで、賞の価値はさらに高まりまるはずです!
その感動的なストーリーは、他の社員の心にも火をつけ、
「次は自分が、あの場所に立ちたい」という強い憧れと目標を生み出すのです。
社員が自主的に盛り上げる表彰イベントは、
決して偶然生まれるものではありません!
社員プロデュース型で「オーナーシップ」を育む
応援・推しコメント型で「社会的承認」のサイクルを回す
デザインされた場で「ピーク体験」を演出し、憧れを醸成する
これらは、実施次第で社員さまの心を動かすことも可能です!
心理的効果も合わせて、実施の検討をすると効果が期待できます。
これから表彰イベントをご検討の際は、
ぜひこれらの視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。
社員一人ひとりが主役になれるイベント創りを、私達も全力でサポートさせていただきます!
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